建物名称 | 浦家住宅 | |||
所在地 | 〒662-0038 兵庫県西宮市南郷町8-14 | |||
竣工年 | 昭和31年(西暦1956) | |||
設計者 | 吉坂 隆正 | |||
施工者 | ㈱横田建設大阪出張所 | |||
建物概要 | 鉄筋コンクリート造 | |||
建物特徴 | コンクリート打ち放し、1部煉瓦壁 1階 18.48㎡ 2階 130.42㎡ |
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指定 | 登録有形文化財 | |||
関連サイト | ||||
地図 https://goo.gl/maps/H2cwYsiQbhDfq5gW6
建築主で現在の所有者である数学者浦太郎氏が、パリ留学時代に知り合った建築家吉阪隆正が設計した住宅で、1956年に竣工した。浦氏の要望を受けつつ、簡潔にまとめられています。パブリック部分とプライベート部分を示す2つのコンクリートの箱が、「く」の字型断面の柱で持ち上げられ、下部をピロティとして開放した建物で、日本のDOCOMOMO100選の一つでもあり、日本のモダニズム建築の代表と言える建物です。 設計者吉阪隆正は、戦後、フランスに留学しル・コルビュジェのアトリエに学び、合理主義精神と、自由な造形的側面を継いだとされる建築家で、その初期の作品として、現存する貴重なものです。打ち放しコンクリートに加えて赤煉瓦を凸凹させて積み上げ、そこにアイビーをからませた、彫刻的で、有機的で、毛深い印象のこの建物は、日本の戦後モダニズムに大きな影響を与えました。